思わず、ガッツポーズしてしまった。なんだかんだ、やっぱり嬉しいものですね！

という訳で、やっと光が見えた日本代表。（と言っても２失点）ただ、後半ほとんどシュートを打たれなかったり、随分と色々、機能していたかと思う。

ゴールキーパー
東口が全然ダメだったときは、かなり絶望してしまったが、中村は良かった。練習の記事などを読むと東口が当たっていたっぽいけど、本番は中村に先発して欲しいかなと思った。経験が身体をすくませる事もあるというか、川崎にしろ東口にしろ恐怖を感じているように見えたけど中村には勇気があった！　

ディフェンス
いやー、アントラーズコンビ、良かったんじゃないでしょうか？結構、ちゃんと跳ね返していたように見えましたよ。両サイドは長友とゴリだとは思うけど、CBは結構、悩ましい結果になったのではないでしょうか？とはいえ、クアドラード、フォルカオ、ハメスと考えていくとやっぱり吉田はいたほうがいいのかな？と思ってはしまうけど。もしスリーバック（というか５バック）で行くなら、昌子吉田植田というのもありかもしれない。確か、吉田って３バックのセンターをサウサンプトンでもやっていたし。槙野がここに来て不調だったのでかなりほっとしました。

ボランチ
柴崎がいいのは分かっていたけど、本当にちゃんと良かった。親善試合前は結構、懐疑的だったんだけど、全然良かった。ごめんなさい。スペインと日本選手って相性がいいと思いますね。日本選手はポジショニングがダメとか戦術理解が低いとか言われるけど、そこが大きく改善されていく気がする。（井出口にもそこを期待していたんだけど、まさかあそこまで使って貰えないとは）そして、山口。機能していたように見えました。これもビックリ。もちろん前線が良かったからだとは思うけど、上手くフィットしていたように思う。長谷部だと思っていたけど、悩ましい。ただ、ハメス馴れしているのは長谷部だし、柴崎に強いマークがついたときは未知数なのでパスも出せる長谷部が良いのかも知れない。

前線
良かった。何が良いって守備が良かった。オールコートでの守備こそが最終的には働き蟻気質の日本人にはあっていると思っているのだけど、まさに出来ていた気がする。パラグアイはかなり蹴らされていたと思う。後半のシュート数の少なさがそれを物語っていたんではないかな。岡崎が良かったのもビックリ。というか香川とのコンビが良かった。メンタルの弱い香川の横に岡ちゃんがいると、もし相手が上手でも挫けずチェイシングし続けられるんじゃないかなって思った。セレッソコンビの香川と乾も良かった。これはまあ想像に難くないんだけど、思ったより最高だった！ただ、中に侵入しての得点までは行けなかったので、そこは課題なのかも。とにかく、乾香川柴崎のトリオは本当に良かったと思う。攻撃の基本はこれかな？と十分感じられた。そして、武藤。点を取る動きこそ、そこまで多くなかったけど、守備での貢献は見逃せない！そして、思ったよりパスの精度というか視野も広かった。右は誰もいなくて絶望ポイントの１つだったんだけど、もしかしたら解消？

コロンビア戦に向けて
今日思ったのは岡ちゃんが先発で前半か６０分ぐらいで交代と言う、優勝したときのレスター形式が良いと思った。相手に主導権を握られると後半に極端に疲れてしまう傾向が日本代表にはあるから、岡ちゃんが相手にペースを握らせない動きをしてくれるとかなり助かると思う。岡ちゃん武藤香川のチェイシングは、ブラジルとか天上人の集まりはおいておくと、結構、どのチームにも通用するように感じた。

今日のフォーメーションで行くなら、コロンビアは

　　　　岡崎
原口　　香川　　武藤
　　柴崎　山口
長友　植田　昌子　ゴリ
　　　　中村
これでいいんじゃないかな？と思った。良くないイメージを持っているだろう、長谷部槙野吉田は外してしまった方がいいんじゃないかな？コロンビアで勝ち点を取って、勢いがついてから彼らは先発させれば良いかも。どっちにしろターンオーバーは必要だし。原口はクアドラードだとやっぱり必要かなと。後半、乾と交代？ただ、乾でももちろん有り。岡崎は大迫と後半交代！

３バックなら
　　　　　　大迫
　　原口   柴崎　山口  武藤　
長友　植田　吉田　昌子　ゴリ
　　　　　　中村
なのかな？基本、引いて守って大迫に蹴って、大迫がキープしている間、少しだけ休む、という繰り返し。侵入して来た敵には、吉田が食いついて、アントラーズコンビがフォローするイメージ。チャンスがあれば思い切って走って、片側のサイドだけで点を取り切れればと思う。両サイドバックが上がってしまうとカウンターが怖過ぎなので、そこは我慢して欲しいかな。柴崎のチャンスメイクと原口武藤の走力があれば点の匂いが全くしない、ということにはならないと思う。

コロンビアに負けても良い。でも、ブラジルやドイツ大会の初戦のように覇気無く勇気無く負けて欲しくない。ふわっとせず、闘って負けたのなら、手応えが心の中に残り、初戦を落としてもチャンスが消え去る訳ではないと思う。

もし万が一、グループリーグを突破したら、４大リーグのクラブからお声がかかると思う。その時、年齢を考えても武藤植田昌子中村しかあり得ないので、この４人はそれなりに使って欲しいなと別角度からも思うのであった。（武藤は待望のプレミアという意味で）